テレビで放映された「奇跡の人」を録画しておいたのを
今日、見た。 あまり期待をしていなかった映画だったので、
見るのが後まわしになっていたのだ。
それが、感動で涙が止まらない程の映画だった。
この映画は残念な事に、白黒の映画だったのだが、
映画を見始めたら、すぐに画面に、くぎ付けになり、
白黒映画なんて事は全然気にならず、忘れてしまう位。。
「奇跡の人」とは見る、聞く、話す事が出来なかった
ヘレンケラーが、のちに素晴らしい奇跡をおこすと
云う話しだと、思っていたのだが。。
「奇跡の人」とは、ヘレン・ケラーの家庭教師を務めた
アン・サリヴァンのことだったと、この映画を見て始めて
分かった。 サリバン自身も弱視で辛い思いをしてきた。
「う〜う〜」としか言えなかったヘレンケラーを辛抱強く
言葉を理解させる事に成功したサリバンの努力の物語。
三重苦のヘレンケラーを甘やかして育てた家族に
対して、厳しくしつけをしようと取り組むサリバン。
資料より
生後19ヶ月で、熱病により眼が見えず、耳も聞こえず、
言葉も喋れなくなってしまったヘレン・ケラー。
両親の献身的な行動にも関わらず、ヘレンを受けいれてくれる学校はなかった。
そんな時、自身も弱視を克服した女教師アン・サリバンが一家の前に現れる。
サリバンは、文明から隔絶してしまったかのような7歳の少女ヘレンに、
彼女を取り巻く世界を認識させようと必死に努力を重ねていく…。
下の写真は、テレビで見た「奇跡の人」の映画の画面をデジカメで撮ったもの。。
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サリバンは甘やかされたヘレンケラーを許さず、躾をし、言葉を教えようとする。
甘えが学ぶ事から遠ざけていると、サリバンは理解して広大な敷地の中にある小さな家に
ヘレンケラーと2人だけで住む事になる。
体当たりでぶつかるサリバンとヘレンケラー。 激しい攻防戦。
まるでアクションシーンみたいで、見ているこちらまで力が入ってしまう。
演技には思えないくらい見事なシーンの連続。 でも、やっぱり迫真の演技なのだ。
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三重苦を乗り越えて、世界中から尊敬されるまでになったヘレン・ケラーは、想像を
絶するような難行を乗り越えて偉人と呼ばれるまでになったのだ。
しかし、真の偉人はサリバン先生だと私は思う。
命がけで取り組むサリバン。 あきらめない心が奇跡をよんだのだ。
サリバン先生とヘレンの心が通じた時、それはヘレンが言葉の存在を理解した時だ。
涙が止まらなくなった。声を出して泣いてしまった。 ひとりで見ていて良かった〜(笑)
この映画(1962年公開)で、サリバンを演じたアン・バンクロフトが、アカデミー賞主演女優賞を、
ヘレン・ケラーを演じたパティ・デュークがアカデミー賞助演女優賞をそれぞれ受賞している。
本当に素晴らしい映画を見る事が出来て、良かったと心から思った。
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